保険料計算の基礎率

生命保険の保険料は予定死亡率、予定利率、予定事業費率の3つを基に計算される。

予定死亡率

将来に支払う保険金の為、保険料を算出する時に用いる死亡率のこと。

予定利率

保険会社は資産運用による収益をあらかじめ見込み、収益が上がれば上がる程、保険料を割引く。
この割引率を予定利率という。
以前の保険会社は契約者に運用利回りを約束していたため、実際の運用利回りが予定利率を下回っても、契約時の予定利率は保険会社が破綻しない限り、変更不可能だった。
しかし、2003年の保険業法改正で経営破綻前でも予定利率の引き下げが可能となっている。

予定事業費率

保険会社は保険事業の運営に必要な経費を見込み、あらかじめ保険料の中に組み込んでいる。
その比率の事を予定事業費率という。
費用としては新契約の募集費用、保有契約の維持・管理費用等がある。

関連用語：死差益・利差益・費差益

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