低体温症

「低体温症」とは、低い気温や雨風に晒されることにより、体温が通常よりも下がってしまい、体温調節ができなくなってしまう症状のことです。
「低体温症」は、深部体温（中核体温）が35℃以下の状態を指し、32～35℃を軽症、28～32℃を中等症、20～28℃を重症と分類されます。
通常の深部体温は、肝臓38.5℃、直腸38.0℃、舌下37.0℃。
極度なダイエット、筋肉や甲状腺ホルモンの減少などにより、体で作られる熱量（熱産生）が低下したり、ストレスや老化などによって自律神経が乱れたり、血管の収縮機能が上手く働かないと、熱放散とのバランスが取れなくなり、「低体温症」になります。
「低体温症」が悪化すると、夏でも凍死に至ることがあります。