叙勲

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叙勲

「叙勲(じょくん)」とは、勲位(勲等)・勲章を授けること。
春秋叙勲
春の叙勲は昭和の日(4月29日)、秋の叙勲は文化の日(11月3日)。
春秋叙勲の対象者は、国または公共に対し功労のあった方で、(1)70歳以上の方、(2)55歳以上で精神的または肉体的に著しく労苦の多い業務や人目に付きにくい分野で長年業務に精励した方。
春秋叙勲候補者推薦要綱
春秋褒章

  • 紅綬褒章
    自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方が対象。
  • 緑綬褒章
    ボランティア活動に従事し顕著な実績を挙げた方が対象。
  • 黄綬褒章
    農業、商業、工業等の業務に精励し他の模範となるような技術や事績を有する方が対象
  • 紫綬褒章
    科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方が対象。
  • 藍綬褒章
    会社経営、各種団体での活動等を通じて、産業の振興、社会福祉の増進等に優れた業績を挙げた方又は国や地方公共団体から依頼されて行われる公共の事務(保護司、民生・児童委員、調停委員等の事務)に尽力した方が対象。
紺綬褒章
公益のために私財(500万円以上)を寄附した方が対象。
(秋の叙勲には文化勲章が含まれます。)

危険業務従事者叙勲
春秋叙勲とは別に、警察官、自衛官など著しく危険性の高い業務に精励した者に対する叙勲。
高齢者叙勲
春秋叙勲によって勲章を授与されていない功労者に対しては、年齢88歳に達した機会に勲章が授与されます。
死亡叙勲
叙勲対象となるべき人が死亡した際には、春秋叙勲とは別に、随時勲章が授与されます。
外国人叙勲
外国人叙勲は、国賓等の来日や駐日外交官の離任に際して実施する儀礼的色彩の濃い叙勲と、我が国との友好の増進等について顕著な功労のあった外国人に対して実施する叙勲とに分けられます。
外務大臣からの推薦に基づき行われています。
春秋外国人叙勲候補者推薦要綱