熱中症には2種類ある!

ちょっと便利帖

ちょっと豆知識

熱中症には2種類ある!

「労作性熱中症」と「非労作性熱中症」
「労作性熱中症(exertional heatstroke)」とは、暑い環境の中でスポーツ・肉体労働などの筋肉運動を行うことによる熱中症のこと。
「非労作性(non-exertional)」とは、暑い環境の中で長時間過ごすことによる(身体を動かさなくても起こる)熱中症のことで、古典的熱中症(classical heatstroke)とも言います。
「労作性熱中症」は男性に多く、若年男性ではスポーツ、中壮年男性では労働による発生頻度が高くなりますが、比較的重症例が少ないことが特徴です。
一方、「非労作性熱中症」は、男女ともに日常生活のなかで起こり、特に屋内での発症頻度が高く、重症例が多いことが特徴です。
熱中症になりやすい人は?
熱中症になりやすい人は、高齢者や乳幼児、運動習慣がない人、太っている人、体調がよくない人、暑さに慣れていない人など。
特に高齢者や乳幼児は、体温調節機能の衰えや未熟さによって体内に熱がこもりやすく、暑さを自覚しにくいためにリスクが高いといえます。
子どもは大人よりも身長が低く地面に近い分、アスファルトの照り返しなどによる熱の影響を受けやすくなることも一つの要因です。
また、病気の治療のために薬を服用している場合は、薬の種類によっては発汗の抑制・利尿作用があるものがあり、熱中症の原因になることもあります。
高齢者が重症化する理由は?
「労作性熱中症」は、健康な方が短時間で発症し、直ぐに気づき治療への反応も良いため、重症例は少なくなっています。
一方、「非労作性熱中症」は日常生活の中で徐々に進行し、周囲の人に気付かれにくく、対応・処置が遅れるため重症例が多くなります。
前述のように、高齢者は暑熱への感受性や体温を調節する能力も低く、治療への反応も悪いことも一因です。
特に、心臓病、糖尿病、高血圧、脳卒中後後遺症、腎臓病、精神神経疾患、皮膚疾患、認知症などの持病がある方は重症になりやすくなっています。
熱中症死亡者のうち、8割が「非労作性熱中症」と言われています。
熱中症を防ぐために…
高齢者や乳児だけでなく、いつでもどこでもだれでも条件次第で熱中症にかかる危険性がありますが、正しい予防方法と普段から気をつけることで防ぐことができます。
環境省:熱中症予防サイトはこちら 「熱中症環境保健マニュアル2018
気象庁:熱中症について学ぼうはこちら 「熱中症について学ぼう」

 ちょっと便利帖 目次
 TOPページヘ
 画面の上へ