ククルビタシン

「ククルビタシン (cucurbitacin) 」は、ウリ科植物に存在しているステロイドの一種で、トリテルペンという種類に属します。
観賞用ウリ科植物には苦み成分の「ククルビタシン」が含まれており、多量に摂取すると腹痛、下痢などの食中毒を引き起こします。
食用ウリ科植物には、通常、「ククルビタシン」は含まれていませんが、希に観賞用と食用のものが交雑して「ククルビタシン」を含む食用ウリ科植物ができることがあります。
ウリ科の植物には、カボチャ・キュウリ・ゴーヤ・スイカ・ズッキーニ・トウガン・ハヤトウリ・ヘチマ・メロンなどがあります。
異常に強い苦味を感じたときは、食べないよう注意しましょう。
ゴーヤの独特の苦味は、ククルビタシンによるものではなく、モモルデシンという物質によるものです。