海より川が危険?

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海より川が危険?

子供の3分の2は川で…
警察庁の「平成29年における水難の概況」によると、2017(平成29)年の水難者数は1,614人。
死者・行方不明者679人のうち、海が384人(56.55%)、河川が174人(25.63%)ですが、子供(中学生以下)の死者・行方不明者26人のうち、海が4人(15.38%)・河川が17人(65.38%)と、約3分の2が河川で亡くなっています。

場所別死者・行方不明者数
場所 人数 構成比
384人 56.55%
河川 174人 25.63%
湖沼池 57人 8.39%
用水路 55人 8.10%
プール 2人 0.29%
その他 7人 1.03%
合計 679人 100.00%
 場所別 子供の死者・行方不明者数
※子供は中学生以下
場所 人数 構成比
4人 15.38%
河川 17人 65.38%
湖沼池 3人 11.54%
用水路 1人 3.85%
プール 1人 3.85%
その他 0人 0.00%
合計 26人 100.00%

河川での子どもの事故がいかに多いかがおわかりいただけると思います。
2003~2017年の15年間に起きた水難事故の内容と事故発生地点の位置情報を河川財団が公開しています。
全国の水難事故マップ2003-2017

川で水難事故が起きる理由は?
川で水難事故が起きる理由は「海に比べ浮力が少ない」「水流により泳ぎに難い」「天候の影響を受けやすい」などがあります。
堰堤(えんてい)の下やテトラポットなどの人工物付近はリサーキュレーションという縦方向の渦が巻いていて、ライフジャケットを着ていても浮き上がるのが困難になります。
泳ぎに自身があるからと言って、川を侮らないことが大切です。
また、雨が降ると増水し、ダムの放水などもあり、水量や流れが常に変化するため注意が必要です。
上流でゲリラ豪雨が起こった場合は急激に増水することもあります。
1999(平成11)年8月14日神奈川県玄倉川で発生した水難事故では、大雨洪水警報が出される中、退避の勧告を無視し中州でキャンプをしていたグループ一行25人のうち18人が濁流に押し流され13人(うち子供4人)の方が亡くなっています。
川での事故を防ぐには…
川での事故を防ぐには、事前準備が大切です。
出掛ける前に天気や川の情報をチェックすることで事故を防ぐことができます。
また、「危険を示す掲示板」が設置されているところでは絶対に近寄らない、川に入る場合や釣りをする場合は必ずライフジャケットを着用する、中洲ではキャンプ(バーベキュー)をしない、アルコールを摂らないことです。
そして、小さなお子さんから絶対に目を離さないことです。
最近ではスマートフォンで台風・雨雲・ゲリラ豪雨・河川の水位などの情報を入手することが簡単にできるようになりました。
目的地が電波の入りにくい可能性もありますので、念には念を入れて事前に情報収集をしておきましょう。
参考

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