台風の強さは何で決まる?
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ちょっと豆知識
台風の強さは何で決まる?
ヘクトパスカルって?
台風の大きさや強さを表す基準は何だか知っていますか?
天気予報でよく言われる「ヘクトパスカル(hPa)」が基準と思っている方も多いのではないでしょうか。
「ヘクトパスカル」とは気圧の単位で、気象庁の台風情報では「中心気圧|940hPa」などと書かれていまし、中心気圧が台風の強さに関係することはありますが、残念ながら「ヘクトパスカル(hPa)」は台風の大きさや強さを表す基準ではないのです。
では、何を基準にして、「大型」「非常に強い」を決めているのでしょう。
「ヘクトパスカル」とは気圧の単位で、気象庁の台風情報では「中心気圧|940hPa」などと書かれていまし、中心気圧が台風の強さに関係することはありますが、残念ながら「ヘクトパスカル(hPa)」は台風の大きさや強さを表す基準ではないのです。
では、何を基準にして、「大型」「非常に強い」を決めているのでしょう。
「大きさ」の基準
「大きさ」は風速15m/s以上の領域(強風域)の半径を基準にして決められ、以下のように階級分けされています。
階級 | 風速15m/s以上の半径 |
---|---|
大型(大きい) | 500km以上~800km未満 |
超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
「強さ」の基準は?
「強さ」は、最大風速で区分され、以下のように階級分けされています。
階級 | 最大風速 |
---|---|
強い | 33m/s(64kt)以上~44m/s(85kt)未満 |
非常に強い | 44m/s(85kt)以上~54m/s(105kt)未満 |
猛烈な | 54m/s(105kt)以上 |
台風の「大きさ」「強さ」は「風速」を基準に決まるということです。
「台風」と「熱帯低気圧」の違いは?
2000年以前は、強さについては「弱い」台風や「なみの強さ」の台風、また大きさについては「ごく小さい」台風(強風域半径200km未満)や「小型(小さい)」の台風(強風域半径200km以上300km未満)、「中型(なみの大きさ)」の台風(強風域半径300km以上500km未満)の階級がありました。
1999年に弱い熱帯低気圧による大雨が原因で、玄倉川水難事故(死者13名)が発生したの受け上記の階級表現は廃止されました。
熱帯低気圧とは、亜熱帯や熱帯で海から大量の水蒸気が上昇することにより空気が渦を巻いて出来る低気圧のことで、この熱帯低気圧が発達して風速が17.2m/sを超えると台風と呼称が変わります。
つまり、台風と熱帯低気圧との違いは風速のみです。
因みに、温帯低気圧が発達して風速が17.2m/sを超えても台風とは呼びません。
1999年に弱い熱帯低気圧による大雨が原因で、玄倉川水難事故(死者13名)が発生したの受け上記の階級表現は廃止されました。
熱帯低気圧とは、亜熱帯や熱帯で海から大量の水蒸気が上昇することにより空気が渦を巻いて出来る低気圧のことで、この熱帯低気圧が発達して風速が17.2m/sを超えると台風と呼称が変わります。
つまり、台風と熱帯低気圧との違いは風速のみです。
因みに、温帯低気圧が発達して風速が17.2m/sを超えても台風とは呼びません。
非常用持ち出し袋の準備できていますか?
9月1日は「防災の日」、8月30日から9月5日は「防災週間」です。
この機会に非常用持ち出し袋を準備している方は、期限切れの食品などがないかチェックをしましょう。
準備がまだの方は、是非準備してください。
上記以外にも赤ちゃんや小さなお子さんがいる場合はミルクや紙おむつ・紙パンツ、断水時に備えて水タンクや、サランラップなど。
この機会に非常用持ち出し袋を準備している方は、期限切れの食品などがないかチェックをしましょう。
準備がまだの方は、是非準備してください。
非常用持ち出し袋の内容の例
- 飲料水
- 食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
- 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
- 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
- ヘルメット、防災ずきん
- マスク
- 軍手
- 懐中電灯
- 衣類
- 下着
- 毛布、タオル
- 携帯ラジオ、予備電池
- 携帯電話の充電器
- 使い捨てカイロ
- ウェットティッシュ
- 洗面用具
- 携帯トイレ