あびき
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あびき
「あびき」とは、長崎湾で発生するセイシュ(副振動)のことで、30~40分周期で海面が上下振動します。
「あびき」の語源は早い流れのため魚網が流される「網引き」に由来すると言われています。
大きな「あびき」は、船舶の転覆、係留物の流出、家屋への浸水などの被害を伴うこともあります。
沖合での気圧の急変によって発生した水深に比べ波長の長い波(海洋長波)が、増幅しながら湾や港に侵入することにより、大きな「あびき」が起きると考えられています。
長崎港や枕崎港では特に3月の発生回数が多くなっています。
長崎港や枕崎港では特に3月の発生回数が多くなっています。
セイシュ(Seiche)
セイシュとは、湖や港湾でおこる長周期の波で、周期が場所ごとにほぼ決まっている固有振動です。
元々はスイスのレマン湖で発生する同様の現象に対する言葉でしたが、現在では国際的に通用し、静振(せいしん)と訳します。
元々はスイスのレマン湖で発生する同様の現象に対する言葉でしたが、現在では国際的に通用し、静振(せいしん)と訳します。