SFTS

「SFTS」とは、Severe Fever with Thrombocytopenia Syndromeの略で、重症熱性血小板減少症候群。
「SFTS」は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。
感染症法では四類感染症に位置付けられています。
潜伏期間は6日〜2週間。
発熱、消化器症状（嘔気・嘔吐・腹痛・下痢・下血）が多くの症例で認められ、ときに、腹痛・筋肉痛・神経症状・リンパ節腫脹・出血症状などを伴います。
致死率は10～30％程度。
草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボンを着用し、サンダルのような肌を露出するようなものは履かないことなど、マダニに咬まれない予防措置を講じることが大切です。