非労作性熱中症

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非労作性熱中症

「非労作性熱中症(ひろうさせい熱中症:non-exertional heatstroke)」とは、暑い環境の中で長時間過ごすことによる(身体を動かさなくても起こる)熱中症のことで、古典的熱中症(classical heatstroke)ともいいます。
「労作性熱中症(exertional heatstroke)」は男性に多く、若年男性ではスポーツ、中壮年男性では労働による発生頻度が高くなりますが、比較的重症例が少ないことが特徴です。
一方、「非労作性熱中症」は、男女ともに日常生活の中で起こります。
特に屋内での発症頻度が高く、重症例が多いことが特徴です。
連続する猛暑日と熱帯夜により、屋内に居る高齢者が徐々に体力と食欲が奪われていき、脱水が進行し、持病の悪化や感染症の併発により、複合的な熱中症を発症します。
ご近所付き合いが少ない、老老介護の世帯や昼間は独りで過ごしている高齢者などにおいては、徐々に進行する体調不良が見過ごされてしまい、最終的に「返事しない」「動かなくなった」などで救急車が呼ばれるケースが起こっています。