漫然運転

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漫然運転

「漫然運転」の「漫然」とは、ぼんやりとして心にとめないさまという意味で、「漫然運転」は、集中力・注意力が低下した状態での運転のことです。
ぼんやりと運転したり、他のことを考えたりしながら運転する状態のことをいいます。
ぼーっとしていたり他のことを考えたりと運転に集中していないため、見ているようで見ていない、他の車や歩行者、信号などに気付くことができず、交通事故の原因になります。
平成29年中の交通死亡事故発生件数を法令違反別(第1当事者)にみると、安全運転義務違反が56.23%を占め、中でも「漫然運転」が15.29
%と最も多くなっています。

法令違反別(第1当事者)交通死亡事故発生件数(平成29年)
 法令違反別 件数 割合
安全運転義務違反 運転操作不適 505件 13.91%
漫然運転 555件 15.29%
脇見運転 398件 10.96%
安全不確認 387件 10.66%
その他 196件 5.40%
小計 2,041件 56.23%
最高速度違反 162件 4.46%
酒酔い運転 20件 0.55%
一時不停止等 131件 3.61%
信号無視 157件 4.33%
歩行者妨害等 238件 6.56%
優先通行妨害 99件 2.73%
通行区分違反 182件 5.01%
追越違反 22件 0.61%
その他の違反 425件 11.71%
歩行者 147件 4.05%
当事者不明 6件 0.17%
合計 3,630件 100%

(内閣府「平成30年交通安全白書(平成29年中の道路交通事故の状況)」)