法人税務_ハーフタックス(福利厚生プラン)

法人税務Q&A
ハーフタックス(福利厚生プラン)

Q1:ハーフタックスの契約形態は?

Q2:ハーフタックスの保険料の経理処理は?

Q3:一時払契約の場合は?

Q4:満期保険金を受取った場合は?

Q5:死亡が発生した場合は?

Q6:入院特約が付加されている場合は?

Q7:入院給付金の経理処理は?

Q8:ハーフタックスを払済保険にした場合は?



Q1:ハーフタックスの契約形態は?


A:保険種類:養老保険、契約者:法人、被保険者:役員・従業員(原則として全員加入)、満期保険金受取人・法人、死亡保険金受取人:役員・従業員の遺族。



Q2:ハーフタックスの保険料の経理処理は?


A:保険料の2分の1は、保険料積立金で資産に計上し、残りの2分の1は福利厚生費で、期間の経過に応じ損金に算入する。
法人税基本通達9-3-4(3)



Q3:一時払契約の場合は?


A:一時払保険料の2分の1を保険料積立金として資産計上し、残りを前払費用として一旦資産計上する。前払費用は期間の経過に応じて取崩して損金算入する。



Q4:満期保険金を受取った場合は?


A:ハーフタックスでそれぞれ従業員ごとに満期を迎えた場合、その従業員分のそれまで計上されていた保険料積立金および配当金積立金を取り崩し、受取った満期保険金との差額を雑損失または雑収入として処理する。



Q5:死亡が発生した場合は?


A:被保険者である従業員が死亡した場合、死亡保険金は保険会社から直接被保険者の遺族に支払われる。
法人の経理処理は、福利厚生規定が整備されている場合は、資産計上してある保険料積立金および配当金積立金を取り崩して退職金として処理する。
福利厚生規定が整備されていない場合は、資産計上してある保険料積立金および配当金積立金を取り崩して雑損失として処理する。



Q6:入院特約が付加されている場合は?


A:ハーフタックス(福利厚生プラン)の入院特約部分の保険料は全額損金計上する。
ただし、加入者の一部の者に限定して入院特約を付加する場合、特約部分の保険料は給与課税となるので注意。



Q7:入院給付金の経理処理は?


A:ハーフタックス(福利厚生プラン)は、契約者は法人だが、死亡保険金受取人が被保険者の遺族になっているので、入院給付金等は被保険者本人が直接受取る。
従って法人では経理処理の必要はない。また、入院給付金を受取った従業員も非課税。



Q8:ハーフタックスを払済保険にした場合は?


A:原則として洗替処理を行うが、養老保険から養老保険への払済保険への変更の場合、洗替処理を行わない処理を選択することも可能。


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