個人税務_個人年金保険

個人税務Q&A
個人年金保険

Q1:年金受取時の課税関係は?

Q2:受取時に源泉徴収される場合は?

Q3:源泉徴収される場合の確定申告は?

Q4:年金を一時金で受取る場合は?

Q5:死亡給付金の非課税枠は?



Q1:年金受取時の課税関係は?


A:保険料の負担者と年金の受取人が同一人の場合には、公的年金等以外の雑所得として所得税が課税される。
保険料の負担者と年金の受取人が異なる場合には、保険料負担者から年金の受取人に対して、年金を受け取る権利が贈与されたものとみなされ、給付事由発生時点で贈与税が課税される。毎年支払を受ける年金(公的年金等以外の年金)に係る所得税については、年金支給初年は全額非課税、2年目以降は課税部分が階段状に増加していく方法により計算。



Q2:受取時に源泉徴収される場合は?


個人年金にかかる雑所得が25万円以上の場合には10.21%の源泉所得税。
平成25年1月1日~平成49年12月31日までの間、所得税がかかる場合は、あわせて復興特別所得税(所得税額×2.1%)が徴収される。



Q3:源泉徴収される場合の確定申告は?


A:源泉徴収の有無に拘わらず、確定申告の対象になる。
受取年金に対する源泉徴収は、源泉分離課税(源泉徴収されて課税終了)ではないので、確定申告が必要な人は雑所得として申告する必要がある。



Q4:年金を一時金で受取る場合は?


A:確定年金の将来受取る年金のすべてに代えて一時金で受取る場合は一時所得になる。
保証期間付終身年金の保証期間部分を一括で受け取る場合は雑所得になる。



Q5:死亡給付金の非課税枠は?


A:個人年金保険の死亡給付金についても、契被同人で受取人が相続人であれば、非課税の適用がある。
非課税の額は、他の死亡保険金と合わせて「500万円×法定相続人数」。


F98E個人税務Q&A目次に戻る
F98FTOPへ戻る
 画面の上へ