コロナウイルス

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コロナウイルス

「コロナウイルス」とは、人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスのことです。
人に蔓延している風邪のウイルス4種類と、動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類が知られています。
人に日常的に感染するコロナウイルス(Human Coronavirus:HCoV)は、「HCoV-229E」「HCoV-NL63」「HCoV-OC43」「HCoV-HKU1」の4種類。
これらは、風邪の原因の10~15%(流行期35%)を占めるとされています。
冬季の発生が多く、患者が咳をすることによって生じた飛沫を吸い込むこと、便中に排泄されたウイルスが口から入ることから感染します。また、ウイルスが付着した媒介物からも感染します。
潜伏期は2~4日で、ほとんどの子供が6歳までに感染を経験します。
動物が持つコロナウイルスが変異を起こした結果、人から人へ感染するようになり猛威を振るい、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがある「SARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)」と「MERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)」以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。

新型コロナウイルス肺炎について以下のようなメッセージを厚生労働省が発表しています。

新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について
2020(令和2)年1月16日
厚生労働省
国民の皆様へのメッセージ
新型コロナウイルス関連肺炎に関するWHOや国立感染症研究所のリスク評価によると、現時点では本疾患は、家族間などの限定的なヒトからヒトへの感染の可能性が否定できない事例が報告されているものの、持続的なヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はありません。風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策を行うことが重要です。
武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、速やかに医療機関を受診していただきますよう、御協力をお願いします。なお、受診に当たっては、武漢市の滞在歴があることを申告してください。