ハンプ
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ハンプ
「ハンプ(hump)」とは、瘤(こぶ)の意で、自動車の速度を落とさせるため、道路上に設ける高さ10センチほどの凸状部分のことです。
生活道路等における車両の速度抑制のために設置されます。
「ハンプ」の上を車が速度を(時速30キロメートル以上)出して通過すると衝撃による不快感があるため、ドライバーが「ハンプ」を事前に認識することで車の速度を抑えて走行するようになる効果が期待できます。
車と人との交通事故の場合、時速30キロメートルを超えると歩行者の致死率が急上昇します。
そのため、生活道路等では、車の速度を時速30キロメートル以下にすることが交通安全対策として有効とされています。
国土交通省では、ビッグデータを活用して、生活道路における速度超過箇所や急ブレーキ多発箇所等の急所を事前に特定し、効果的な速度低減策である凸部(ハンプ)や狭窄などの設置の推進に取り組んでいて、2016(平成28)年3月31日に「凸部、狭窄部及び屈曲部の設置に関する技術基準」を制定しています(施行 2016(平成28)年4月1日)。
詳しくはこちら 国土交通省「凸部、狭窄部及び屈曲部の設置に関する技術基準」