惜敗率

ちょっと便利帖

ちょっと気になる言葉

惜敗率

「惜敗率」とは、小選挙区選挙で、当選者の得票数に対する落選者の得票数の比率のことです。
小選挙区比例代表並立制で行われる日本の衆議院議員総選挙では、一人の候補者が比例代表と小選挙区の両方に重複して立候補でき、また政党は比例代表名簿に複数の候補者を同順位で並べることができます。
比例代表選挙では、政党が獲得した議席数に応じて比例名簿の上位から順に当選者となりますが、同順位に複数の重複候補者がいる場合は、小選挙区での「惜敗率」が高い順に当選となります。
つまり、重複立候補の候補者が名簿上位に登載されていると、選挙区で惨敗しても比例で復活当選する可能性が高くなりますが、下記の図のように、候補者3名の名簿順位が3位と同じ場合、得票数が最も多くても「惜敗率」が低ければ落選するということです。
sekihairitu