トリガー

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タイトル

「トリガー(英 trigger)」の語源は、オランダ語で「引く」という意味の「trekken」で、「(銃などの)引き金」のことです。
転じて、物事の起こるきっかけ・誘因という意味もあります。
ITの分野での「トリガー」は、きっかけになる出来事が起こった場合に、自動的に作動するように設定されたプログラムのことです。
新しいメールが届いたら、通知が来るというのも「トリガー」機能の一種です。
また、引き金のように引くタイプの形状のものも「トリガー」といいます。
洗剤や化粧水などのスプレー容器の場合、「トリガー」部分を引くと中の液体が噴射される仕組みになっています。
このタイプのスプレーヘッドのことを「トリガータイプ」といいます。
医療用語としてよく使われる「トリガーポイント」は、痛みの引き金となる部位のことです。
株式投資などにおける「トリガー価格」は、「その値段以上になったら売る」「その値段以下になったら買う」などのように、予め設定しておく発注条件となる価格のこと。
また、このところの燃料価格高騰で話題の「トリガー条項」とは、「あらかじめ決められていた一定の条件を満たした場合に発動される条項」の事です。
日本では2010年度税制改正で「トリガー条項」が導入されましたが、東日本大震災の復興財源の確保を優先するため、この「トリガー条項」は一時凍結されています。