Mpox(サル痘)
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Mpox
「Mpox(エムポックス)」は、2022年5月以降、欧州や米州を中心として流行が続いている「サル痘」の新名称(WHOが、2022年11月28日に今後1年をかけて名称を移行していくと発表)です。
「Mpox」は、2023年5月9日時点、日本を含む111カ国・地域で87,000人以上のサル痘の感染者と140人の死者が確認されています。
また、2022年7月23日(日本時間)に、WHO事務局長が、緊急委員会の見解等を踏まえ、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当する旨の宣言をしていましたが、新規感染者・死者数が大幅に減少したことで2023年5月11日に、「Mpox」の緊急事態を終了すると宣言しました。
しかしながら、日本国内では、2023年以降、患者の発生が増加しており、2023年5月12日公表時点で135例の症例が確認されています(国内1例目の患者は2022年7月25日確認)。
「Mpox」は、2023年5月9日時点、日本を含む111カ国・地域で87,000人以上のサル痘の感染者と140人の死者が確認されています。
また、2022年7月23日(日本時間)に、WHO事務局長が、緊急委員会の見解等を踏まえ、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当する旨の宣言をしていましたが、新規感染者・死者数が大幅に減少したことで2023年5月11日に、「Mpox」の緊急事態を終了すると宣言しました。
しかしながら、日本国内では、2023年以降、患者の発生が増加しており、2023年5月12日公表時点で135例の症例が確認されています(国内1例目の患者は2022年7月25日確認)。
サル痘
(2022年6月3日投稿)
「サル痘」は、サル痘ウイルスによる感染症のことです。
実験動物として採集されたサルの一部が感染し発症していたことが最初の発見契機であったために、「サル痘」と呼ばれていますが、本来のウイルス保有動物は土着のリスやネズミ(げっ歯類)などです。
それらの保有動物から直接ヒトに、あるいは保有動物からサルを介してヒトに感染します。
「サル痘」に感染してから5~21日間(平均12日間)の潜伏期間を経て、発熱・強い頭痛・リンパ節の腫れ・筋肉痛・強いだるさで発症します。
発症から1~3日後には水疱が顔に出現し、やがて全身に広がります。
水疱は顔以外では特に手のひらや足の裏にできやすく、口の粘膜や眼、生殖器にも出現します。
出現から10日ほどでかさぶたになり、かさぶたが消えるまでは3週間程度かかります。
「サル痘」と「痘そう(天然痘)」の症状がよく似ていますが、「痘そう(天然痘)」の致死率が20~50%であるのに対し、「サル痘」での致死率は数%~10%程度です。
「サル痘」には、1980年に根絶した「痘そう(天然痘)」のワクチンが有効だとされていますが、日本では1976年に定期接種が廃止されていて、若年層には免疫がないことが懸念されています。