ラムゼイ・ハント症候群

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ラムゼイ・ハント症候群

「ラムゼイ・ハント症候群(Ramsay Hunt syndrome)」は、人口10万人当たり約5人が発症し、「ベル麻痺」とともに末梢性顔面神経麻痺の2大原因の一つで、顔面麻痺全体の10%ほどを占めます(「ベル麻痺」は全体の約70%程度)。
原因は、小児期に罹患した水痘・帯状疱疹ウイルスが顔面神経節内に残っていて、体調不良や疲れ、ストレスなどにより免疫力が低下したときに、この潜んでいたウイルスの再活性化に伴って顔面神経が傷害されて発症するといわれています。
主な症状は、耳の周辺の発赤と小水痘・のどの痛み・耳鳴りなどです。
「ラムゼイ・ハント症候群」も「ベル麻痺」も他人にうつることはありませんが、まれに、2~3回かかる人もいます。