湿舌

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湿舌

「湿舌(しつぜつ)」とは、水蒸気を多量に含む温かい気流(湿暖流)が限られた領域に流れ込む現象のことです。
日本では主に、低気圧の通過などに伴い梅雨前線の南側沿い、大気の下層に湿暖流が流れ込んだ状態をいいます。
天気図の等圧線で見ると、東シナ海方面から日本にかけ細長く舌のような形となるため、この名がつきました。
湿舌が現れると積乱雲が発生し、特に湿舌の先端付近では猛烈な集中豪雨となりやすく、「姿なき台風」とも呼ばれます。