ランサムウェア

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ランサムウェア

「ランサムウェア」とは、身代金を意味する「Ransom(ランサム)」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせた造語です。
暗号化することでファイルを利用不可能な状態にした上で、そのファイルを元に戻すことと引き換えに金銭(身代金)を要求する「マルウェア」を指します。
「WannaCry」は、Windowsを標的としたワーム型「ランサムウェア」で、2017年5月12日から大規模なサイバー攻撃が開始され、150か国で23万台以上のコンピュータに感染し、コンピュータの身代金として暗号通貨ビットコインを要求する手法で世界中に大きな被害を与えました。
また、2022年11月のランサムウエア「Hive(ハイブ)」に関連するサイバー犯罪では、世界で1,300社を超える企業が被害を受け、身代金の支払い額は約1億ドルに達しています。
「ランサムウェア」によって暗号化されたファイルを元に戻すのは極めて困難な上、身代金を支払ってもファイルが元に戻る保証はありません。
そのために、ウイルス対策ソフトを利用する、OSやアプリケーションの脆弱性を解消する修正プログラムやパッチを適用するなど、セキュリティ対策を適切に行い、「ランサムウェア」の感染を防ぐことが何よりも重要です。

マルウェア

「マルウェア(malware)」とは、英語の「malicious(マリシャス:悪意のある)」に「software(ソフトウェア)」の2つの単語が組み合わせた造語です。
「ウイルス(コンピューターウイルス)」や「ワーム」「トロイの木馬」「スパイウェア」など、ユーザーのデバイスに不利益をもたらす悪意のあるプログラムやソフトウェアを総称する言葉です。

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