マールブルグ病
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マールブルグ病
「マールブルグ病」は、「マールブルグウイルス(フィロウイルス科)」による熱性疾患です。
潜伏期間は3~10日間で、発症は突発的です。
「マールブルグ病」の一般的な症状は、発熱・頭痛・筋肉痛・皮膚粘膜発疹・咽頭結膜炎などです。重症化すると下痢や鼻口腔・消化管出血が見られ、エボラ出血熱に類似しています。
「マールブルグ病」は珍しい感染症ですが、非常に感染力が強く、WHO(世界保健機関)によると平均致死率も約50%と高く、命に関わる病気です。
「マールブルグウイルス」の自然界からヒトへの感染経路は不明で、ヒトからヒトへは血液・体液・排泄物との濃厚接触及び性的接触によりウイルスが伝播します。
2023年2月13日に、WHOが赤道ギニアの「マールブルグ病」の症例を確認したことを公表しました。
この「マールブルグウイルス」による発熱で、赤道ギニア国内で少なくとも1人が死亡したことが確認されており、さらに同ウイルスは8人の死亡にも関連しているとのことです。
現在、「マールブルグウイルス」に対して承認済みのワクチンや抗ウイルス治療は存在しません。