ROHHAD症候群

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ROHHAD症候群

「ROHHAD(ローハッド)症候群」は、小児期の急速発症型肥満を主症状とし、視床下部調節不全や低換気、自律神経調節不全がみられる疾患です。
「ROHHAD」は、
 Rapid-onset(急性発症)
 Obesity(肥満)
 Hypoventilation(低換気)
 Hypothalamic(視床下部)
 Autonomic(自律神経)
 Dysfunction(機能不全)
から頭文字を1文字ずつ取り、名付けられました。
「ローハッド症候群」は2~4歳の小児期に発症し、出生時には健康で何の問題もなかった子供が、数年後、生命活動に非常に重要な機能を持つ視床下部の障害を伴い、生活の質(QOL)に極めて深刻な影響を与え、生命をも脅かし得る疾患です。
覚醒している時は、激しい運動も可能ですが、ウトウトすると呼吸が止まるため、睡眠時の酸素吸入は欠かせません。
1965年から2019年の間に世界中で100件程が報告されており、日本国内の患者さんは10人に満たないとされています。