オーバードーズ
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オーバードーズ
「オーバードーズ(Overdose)」とは、薬を使うときの一回あたりの用量(dose)が過剰である(over)こと、または薬物の過剰摂取に及ぶ行為のことをいいます。
近年、一般の患者自身が自らの判断で過量の薬を服用しようとするケースが問題になっています。
とくに、医師の診断を受けて発行してもらった処方箋がなくても薬局で自由に購入できる市販薬がオーバードーズの対象となっていることが問題です。
中には、風邪薬を一度に何十錠も飲む人もいるようです。
薬物問題というと、覚醒剤や麻薬、大麻など、厳しく規制された薬物を連想してしまいがちですが、市販薬の中にも、覚醒剤や麻薬のような作用を生じる成分が含まれているものがあり、決められた用法・用量を守らなければ、急性毒性のために亡くなるケースや、使い続けることで依存症に陥り、薬なしでは生活できないという状態になってしまうこともあることを知っておく必要があります。