ヒスタミン中毒

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ヒスタミン中毒

「ヒスタミン中毒」とは、アミノ酸の一種であるヒスチジンから微生物によって作られるヒスタミンによるアレルギー様の食中毒のことです。ヒスチジンはマグロ・カツオ・サバ・サンマ・イワシ・アジなどの魚やその加工品に多く含まれます。
ヒスタミンは加熱によっても分解されないため、焼き物や揚げ物などの加熱調理済みの食品であっても食中毒が発生する可能性があり、生の魚を常温で放置したり、冷蔵で長期間保存したりするとヒスタミンが作られ蓄積することがあります。
症状としては、顔面紅潮、発疹、頭痛、発熱などです。
多くの場合、6~10時間で回復します。

ヒスチジンとは
必須アミノ酸の一つで、ヒスタミンなどをつくるのに用いられます。
日常生活で感じる、疲労感を軽減します。ヒスチジンが多く含まれる食品は、煮干し・まぐろ・かつお・鶏肉・豚肉・大豆製品・チーズなどに多く含まれています。

2023年6月13日に、奈良県奈良市の4つのこども園で、給食を食べた園児43人に口の周り・背中・腹部に発疹の症状が出る等の食中毒症状が出たと発表しました。
原因は、提供されたサバ。
幸いなことに症状は軽いということです。