パンケーキ症候群

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パンケーキ症候群

「パンケーキ症候群」は、お好み焼き粉、パンケーキ・ホットケーキなどに用いられる小麦粉製品の保管が不十分なためにダニが粉材の中で繁殖し、それを経口摂取することにより、数十分後にダニアレルギーを発症するものです。
また、ダニが発生した粉材を加熱しても発症は防止できないとされています。
アナフィラキシー症状は、咳・呼吸困難・顔面紅潮・眼球充血・蕁麻疹などです。
現在までにチリダニ科・コナダニ科のダニ(コナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニ・ケナガコナダニ)による汚染が報告されており、いずれも高温多湿下でよく繁殖します。
開封後に常温で長期間おかれた小麦粉製品はダニ繁殖に適した環境となるため、開封後は粉材を密閉して、冷蔵庫等に保管して温度・湿度を低下させてダニの繁殖を抑制することが肝要です。