アスパルテーム

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アスパルテーム

「アスパルテーム(aspartame)」は、人工甘味料の1つで、清涼飲料水からチューインガムまで食品飲料業界で幅広く使用されています。
「アスパルテーム」は、現在、米国・欧州・アジア・アフリカ・オセアニアなど100以上の国で10,000品目を超える食品・ダイエット食品・医薬品などに使用されるほど普及しています。
砂糖の160〜220倍の甘味を持つため、少量で甘く感じられ、日本では1983年8月に食品添加物として認可され、約600品目に使用されています。
そんな「アスパルテーム」は、安全性・危険性に関して最も論争がある甘味料でもあります。
2023年7月13日に、国際がん研究機関(IARC)は、「アステルパーム」を4段階ある発がんリスクのうち、「2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)」に指定しました。
また、WHOの栄養・食品安全担当ディレクターは「頻繁に摂取しないならば、大半の消費者にとってリスクは生じないことがうかがえる」とも述べています。
一日の許容摂取量を守れば安全ということでしょうか…。
※「アスパルテーム」の1日許容摂取量(ADI)は 2344mg/日(約2g)に設定されています。

農林水産省:国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について