総ビリルビン

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総ビリルビン

「ビリルビン」とは胆汁色素の成分のことです。
これは肝臓で処理される前の間接ビリルビンと処理された後の直接ビリルビンの2つに分類されていて、両者を合わせて「総ビリルビン」と呼びます。
肝機能に異常が生じると血液中の数値が上昇します。
3mg/dlを超えると黄疸が出現し、10mg/dlを超えるとこげ茶色をした濃い色の尿が出るようになります。
このこげ茶色をした尿を「ビリルビン尿」といい、重症度の高い肝臓疾患を疑う目安になります。
もしも「総ビリルビン」が基準値を超えていた場合は、腹部超音波検査で、肝臓・胆のう・胆道・膵臓などの様子が分かります。
その検査で異常が見つからなければ、体質かもしれないということで、ひと安心できます。