過活動膀胱

ちょっと便利帖

ちょっと気になる言葉

過活動膀胱

「過活動膀胱(OAB:Overactive Bladder)」とは、尿が十分にたまっていなくても膀胱が収縮してしまい、急に尿意を催したり、何度もトイレに行きたくなったりする病気のことです。
正常な膀胱は脳からの指令によってコントロールされていますが、「過活動膀胱」では何らかの原因により膀胱がコントロールを失ったような状態となり、少量の尿で膀胱が過剰に収縮してしまい、我慢出来ないような強い尿意切迫感が急激に起ります。
そのため、トイレが近くなったり(頻尿)、就寝後何回もトイレに起きたり(夜間頻尿)、強い尿意によりトイレにたどりつくまでに我慢が出来ずに尿が漏れる(切迫性尿失禁)などの症状を伴います。
「過活動膀胱」の原因としては、加齢による膀胱機能の変化、骨盤底筋の弱さ、前立腺肥大症、脳出血や脳梗塞の後遺症など、さまざまなことが考えられます。
また、原因が特定できない場合も多くあります。