レプトスピラ症

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レプトスピラ症

「レプトスピラ症」は、細菌の一種であるスピロヘータによる人獣共通感染症で、感染後3日から14日の潜伏期間を経て、さまざまな症状が現れます。
症状の例としては、次のようなものがあります。
発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛・腹痛・結膜充血・吐き気・下痢。
発症後4~6日目頃には黄疸が出現したり、出血傾向も強まったりします。
「レプトスピラ症」では、感染者の約90%で重篤な症状がみられませんが、残りの患者では多くの臓器が侵されます。
死に至ることもあるこの種の「レプトスピラ症」は、「ワイル病」と呼ばれます。
また、初期診断は困難な場合があり、臨床症状とともに、保菌動物の尿に汚染された水との接触の機会や流行地域への旅行歴などの疫学的背景が手がかりとなります。